GroupSessionの補助ツール
GroupSessionをgsession以外のディレクトリにインストールする際のコンフィグ変更を支援します
GroupSessionとは、日本トータルシステム株式会社さんが作成した、
JavaServletによって作成されたフリーのグループウェアです。
私は Windows2000 + J2SDK 1.4.0 + Apache1.3.24 + Tomcat3.3.1 で動作させています。
フリーとはいえ、社員情報/スケジュール/名刺管理/掲示板/回覧板/リンク/施設予約/稟議/タイムカード と言うように機能が満載です。
もちろんユーザーをグループ単位に管理して、「共通の掲示板/グループのみの掲示板」なんてこともたやすく出来ますし、また、掲示板にはファイル添付も出来るという、素敵なグループウェアなんですが、社員情報(=全登録ユーザーの一括表示&エクスポート/メールアドレスなどが表示される)は、グループに関係なく全員に見えてしまうという特徴があります。
で、ソースを変更する力がない私はディレクトリを別にして複数のGroupSessionを動かす(要コンフィグファイルの修正←後述)という方法で、「大学の友人用/高校の友人用/旦那の家族・親戚用/嫁の家族・親戚用」を分けて運用しています。で、ようやくgs_moverの出番ですが、
GroupSessionを (TOMCAT_HOME)\webassp\gsession 以外のディレクトリにインストールしたいときに、 web.xml, configure ファイルの修正を(ちょっぴり)楽に行う
ためのHTMLアプリなのであります。「エディタで編集は嫌い」と言う方にはどうぞ。
実行には Windows95/98/ME/NT4/2000 + IE5以上 + BASP21が必要です
MD5 checksum 8507f3d7dc9c149a97956a7a7d8d8e2a
BASP21 DLL(びーえーえすぴーにじゅういち) は Tatsuo Baba 氏による汎用コンポーネントです。毎度よく使わせて頂いておりますが、今回は EUC<->SJISファイル変換に使ってみました。BASP21 をダウンロード&インストールした後で gs_mover.hta をご利用ください。
ここでは、Apache+Tomcatで運用すると仮定して話を進めます。標準では、
gsession ディレクトリの位置: (TOMCAT_HOME)\webapps\gsession データディレクトリの位置:\gsdata
にインストールしますが、これとは別に
新たなGroupSessionのディレクトリ: (TOMCAT_HOME)\webapps\gs-family 新たなデータディレクトリ: \gsdata-family
にもうひとつインストールすることにしましょう。
(TOMCAT_HOME)\webapps\gsession ディレクトリにインストールし、動作確認を行います。GroupSessionのページや、googleあたりで検索するなりして各自頑張ってください(簡単です!)。お好みでGroupSessionのhelpファイルもダウンロードしておいて、解凍しておくといいでしょう。(TOMCAT 3.x.x の「ディレクトリ内のファイル一覧を勝手に表示する機能」を抑止したいときは、各ディレクトリにダミーの index.html ファイルを入れておくのも良い手です)
java -jar Install.jarを実行します。
DOS窓 | 備考 |
>java -jar Install.jar | 予め、(TOMCAT_HOME)\webapps\gs-family に移動してからインストーラーを起動します |
SSLを使用しますか。SSLを使用する場合は Y を入力してください。 [N]: サーバー名を入力してください。デフォルトの場合はリターンで進んでください。 [pc-r30]:kemasoft.ddo.jp データの保存先を指定してください。デフォルトの場合はリターンで進んでください。 | |
[c:\GSDATA]:e:/gsdata-family | 新たなデータディレクトリを入力 |
[e:/gsdata-family]が存在しません。作成しますか。[Y/N]: y filePath = e:/gsdata-family\MAIN\configure 成功 | |
設定は無事終了しました。 接続先のURLは、http://localhost/gsession/servlet/gsession になります。 | この表示は正しくありません。正解は http://サーバ名/gs-family/servlet/gsession です。 |