Symantec Endpoint Protection をはじめ、いくつかのアンチウィルスソフトを有効にしているPCでwsl2を使うと、
Pingは通りますが、母艦PC宛て以外の外部へのtcp/udp通信が出来なくなります
つまり http(s) や ssh などが止められるので apt update や git clone が出来ない、という状況に陥ります
手っ取り早く回避するには母艦にproxyを立ててしまう方法があります
そのproxyにstone(とsexe)を使うとお手軽ですよ、というお話です
こんなふうに sexe で stone を起動してあげると、母艦PCのすべてのアドレス:8080にhttp proxyがサービスとして立ち上がります
wsl2(ubuntu)のbashは /etc/environment を読み込まないようです
そこで /etc/profile.d/proxy.sh というファイルを作成し、
http_proxy, https_proxy, no_proxy を適切に設定すれば良いでしょう
ssh もこの stone で作ったプロキシを通すことで外に出れます
socat を使うとこんな感じです
# 接続先サーバのIPアドレス=192.168.10.151
# 母艦PCのIPアドレス=192.168.33.1
# ~/.ssh/config の例
Host hogeserver
HostName 192.168.10.151
ProxyCommand socat - PROXY:192.168.33.1:%h:%p,proxyport=8080
# コマンドラインオプションの例
ssh -o ProxyCommand='socat - PROXY:192.168.33.1:%h:%p,proxyport=8080' 192.168.10.151
SEPの設定変更が許されている場合、以下の方法で回避できるかもしれません(手元の環境ではうまく動作しています)
設定の変更 > ネットワークとホストのエクスプロイト緩和機能
不一致トラフィックの設定 > IPトラフィックを許可する